ご挨拶

Prof. Tatsuo Kuroda

このたび伝統ある日本周産期新生児医学会の第56回学術集会を東京で開催させて頂くことを大変光栄に存じ、また大きな責任を感じております。

2020年は丁度、東京オリンピック開催の年にあたっており、例年の本学術集会の会期である7月前後は、交通、宿泊をはじめ東京の都市機能が未曾有の混乱になっていることが予想されます。

またこの年、田中守教授を会長としてFederation of Asia and Oceania Perinatal Society (FAOPS) を本学会と共同開催することが決まっておりました。これらの事情を勘案して、2020年の会期を11月28日(土)から30日(月)とさせて頂きました。日本周産期新生児医学会の将来的な国際化の方向性を見据えて、本学会とFAOPSの合同セッションも多く設け、できるだけ学会の垣根を越えて双方の学会のセッションを聴講し、議論に参加できるような運営を考えております。あわせて海外からの先生方と意見交換やグローバルネットワークを構築する場を提供できることができればと考えております。

2020年の学術集会はC領域の小児外科でお世話させて頂く年に当たっており、メインテーマを「出生前診断と治療」と致しました。私自身は大学へ異動するまで長く国立成育医療研究センターの外科で臨床をしてきて、出生前医療の光と影の存在を強く感じてまいりました。これは近年の関連諸技術の進歩にもかかわらず、出生前の疾患の経過や病態、予後予測に関する知見が未だに乏しいことに起因していると思います。出生前医療の遂行には周産期に関する多診療科の連携が必須であり、開きかけた出生前医療の扉をさらに大きく開いてゆくために、産科、新生児科、小児外科を中心とした小児の外科系診療科など広い領域の知見を集積・共有してゆく必要があると思います。海外からの招待者も含めた活発な議論が交わされることを期待しております。もちろん出生前医療のみならず、周産期医療のあらゆる側面の問題について、基礎医学から臨床、専門医の育成まで多くの知見や情報の集まる場として、実りの多い学術集会を目指して準備を進めてゆきたいと思います。

できるだけ多くの皆様の参加をお待ちしております。

第56回日本周産期新生児医学会 会長
慶應義塾大学 小児外科

黒田 達夫

開催概要

会期:
2020年11月28日(土)~30日(月)
会長:
黒田達夫
慶應義塾大学 小児外科 教授
会場:
東京国際フォーラム [アクセス]
〒100-0005
東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
代表電話 : 03-5221-9000